鳥の目 魚の目 Tori no me Uo no me

山と海が大好き人間の気ままなブログ

久しぶりに釣りに行ったんだけど

 もう何年ぶりだろう。コロナで人となかなか会えなくなり、家の中にいる時間が増え、無性に外に出かけたくなり、思いついたのが一人で楽しめる「釣り」だ。動かなくなったリールを買い替え、本やネットで仕掛けや糸の結び方を勉強し直し、竿の扱い方も軽く練習し、万全の準備で釣り場に向かった。

 相当久しぶりなので、ガツガツと釣る海釣り施設より、のんびりと糸を垂らす感覚を楽しむため、無料の釣り場を探し、平塚新港の近くの岸壁にした。

 真夏の炎天下、突き刺さるほどの陽射しであったが、海面からのそよ風が心地よく、ただ座って海を眺めるだけでも豊かな気分になれる。とはいえ、せっかく釣りに来たのだ。さっそく糸と金具、仕掛けを結び付け、かごにエサを詰め込んで海に糸を垂らす。サビキ釣りという方法だ。

 簡単に書いたが、糸を結び付けたり、絡まったリールの糸をほどいたりして、実はここまでで相当時間がかかっている。竿の長さは4.5メートル。10年ほど前はこの長さを操っていたのだが、思っていた以上に長く、思ったところに投げ入れられない。さらにエサを入れ替えるため、引き上げるたびに糸が絡まり、釣りをする時間より、糸をほどく時間に大半を費やす状態となった。

 結局、当然ながら釣果はゼロ!海面から「顔を洗って出直しておいで」とそよ風がささやく。そうだ。今回は予行演習。次回はもう少しマシになってみせる。